“柴船”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しばふね50.0%
しばぶね50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
霧が深く立って特色のある宇治の寂しい景色けしきの作られている中を、例の柴船しばふねのかすかに動いて通って行くあとには、白い波が筋をなして漂っていた。
源氏物語:49 総角 (新字新仮名) / 紫式部(著)
柴船しばぶねが川の上の所々を行きちがって通るのも他と違った感傷的な風景であったから、見るたびに昔のことが今のような気がして、この姫君ほどの人でない女にもせよ
源氏物語:53 浮舟 (新字新仮名) / 紫式部(著)