なご)” の例文
舷の触れ合う音、とも綱の張る音、睡たげな船の灯、すべてが暗く静かにそして内輪で、なごやかな感傷を誘った。
冬の蠅 (新字新仮名) / 梶井基次郎(著)
お雪の心は、悲しいほどなごまっていた。
モルガンお雪 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)