果物店くだものみせ)” の例文
木地細工の盆や、茶たくや、こまや、玩具おもちゃなどを並べている。其の隣りには、果物店くだものみせがあった。また絵はがきをも売っている。
渋温泉の秋 (新字新仮名) / 小川未明(著)
裸の電燈が細長い螺旋棒らせんぼうをきりきり眼の中へ刺し込んで來る往來に立つてまた近所にある鎰屋かぎやの二階の硝子窓をすかして眺めた此の果物店くだものみせの眺めほど
檸檬 (旧字旧仮名) / 梶井基次郎(著)
そのっていたそばに、果物店くだものみせがありました。そして、りんごがたくさんならべられていました。おばさんはそのみせちよって、りんごをおいになったのです。
お面とりんご (新字新仮名) / 小川未明(著)