“松金”の読み方と例文
読み方割合
まつきん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かつて或る暴風雨の日ににわかうなぎいたくなって、その頃名代の金杉かなすぎ松金まつきんへ風雨を犯して綱曳つなひ跡押あとおしきのくるま駈付かけつけた。
二葉亭余談 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
「松琴楼題長谷川雪旦画松魚。」松琴楼しようきんろうは料理店松金まつきんで、湯島天満宮境内、今の岩崎氏控邸ひかへやしきの辺にあつた。此楼に上つて雪旦の松魚かつをの画に詩を題したのであらう。詩は略する。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)