“杲々”の読み方と例文
読み方割合
こうこう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
上から射す初冬の光線は極めて明るかったが、その明るさも、いま考えてみると杲々こうこうとかがやき渡る太陽の光の明るさではなかったようだ。
大菩薩峠:29 年魚市の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
露、露、いつもの露を玉にした魔術師は何処に居る? 彼はふりかえって、東の空に杲々こうこうと輝く朝日を見た。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
かの富の太陽は紅輪杲々こうこうとしてまさに半天に躍り上らんとする希望的のものなるを見るべし。
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)