笹屋という旅籠はたごへ泊ったが、これぞ東海道五十三次を三月がかりで遊び歩いた長い旅行の第一日であり、一九の名をして不朽ならしめた、「東海道中膝栗毛とうかいどうちゅうひざくりげ
戯作者 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)