朱硯しゅすずり)” の例文
見るがいい、あの武家のたもとの先には、ここからでも見えるくらい、しゅが付いてるだろう、あれが手習師匠の証拠だ、子供の手習を直すとき朱硯しゅすずりに袂の先が入ったんだろう
叫喚きょうかんだ。血しぶきだ。朱硯しゅすずりを叩き割ったように、血が、ザッとおとして噴火のように飛ぶ。いわゆる断末魔というやつ。このウーム! ウーム! という声は、何とも言われない恐ろしいものだ。
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
朱硯しゅすずりかわくもはやし雲の峯 釣眠
古句を観る (新字新仮名) / 柴田宵曲(著)