木村摂津守艦長木村摂津守きむらせっつのかみう人は軍艦奉行の職を奉じて海軍の長上官であるから、身分相当に従者を連れてくに違いない。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
そうしているうちに、木村摂津守きむらせっつのかみのせわで、諭吉ゆきちは、幕府ばくふ外国方がいこくかた(いまの外務省がいむしょうのような役所やくしょ
その時には名高い木村摂津守きむらせっつのかみ〔芥舟〕、勝麟太郎かつりんたろう〔海舟〕、それに随行して福沢先生が初めて亜米利加アメリカへ行かれた。合衆国の最も田舎、その時にはまだ今日の如く開けない桑港に行った。
この前亜米利加に行く時にはひそか木村摂津守きむらせっつのかみに懇願して、その従僕と云うことにして連れていっもらったが、今度は幕府に雇われて居て欧羅巴ゆきを命ぜられたのであるから
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
武家屋敷でも代金をもって売買勝手次第とうことになって、新銭座しんせんざ有馬ありまの中屋敷が売物になると人の話をきいて、同じ新銭座住居の木村摂津守きむらせっつのかみの用人大橋栄次おおはしえいじと云う人に周旋を頼んで
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)