朝寒夜寒あささむよさむ)” の例文
自然がその内ぶところに秘めてゐる孤独感が、をりからの朝寒夜寒あささむよさむり固まつて咲いたらしい、この花の持味は、自然の使者として、その閑寂と侘心とを草庵にもたらすのに充分なものがあらう。
侘助椿 (新字旧仮名) / 薄田泣菫(著)