“有頂点”の読み方と例文
読み方割合
うちょうてん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あゝこの言葉——このむき出しな有頂点うちょうてんな興奮した言葉こそ葉子が男の口から確かに聞こうと待ち設けた言葉だったのだ。
或る女:1(前編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
検疫官が片手に舵綱かじづなをあやつりながら、有頂点うちょうてんになってそれを拾おうとするのを見ると、船舷ふなばたに立ちならんで物珍しげに陸地を見物していたステヤレージの男女の客は一斉いっせいに手をたたいてどよめいた。
或る女:1(前編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)