“曲芸”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きょくげい16.7%
サーカス16.7%
チルク16.7%
シルク16.7%
スタント16.7%
チュルク16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「さーぁ、いらっしゃい、いらっしゃい。空中の曲芸きょくげいは大飛行ひこうのはじまり、はじまぁり。」
曲馬団の「トッテンカン」 (新字新仮名) / 下村千秋(著)
つまり、猶太人ジュウ特有の或る風習を除いたら、その病理的曲芸サーカスを演じさせることが不可能だと云うのだ
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
曲芸チルクを見すぎる、というヴェラの言葉も、伸子には象徴的にきこえた。モスクヷに曲芸をやる劇場は現実には一ヵ処しかないのだし。——
道標 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
「オオ! 曲芸シルク!」
母子叙情 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
クリステはクリスチアナ——諾威ノウルウェの首府の前名から来てる——の略で、スキイを外側にまるく使って、急に向きを変える曲芸スタントの一つである。
踊る地平線:11 白い謝肉祭 (新字新仮名) / 谷譲次(著)
曲芸チュルクも見あきたし……というようなことをいっていたベラ・イムベルでさえも、包囲されたレーニングラードに翔んでいって、その都市防衛の生活記録を日記風に書いた。
政治と作家の現実 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)