“曠原”の読み方と例文
読み方割合
こうげん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やがて、氷の曠原こうげんを踏んで猟虎入江ホプローバヤいりえを過ぎ、コマンドル川の上流に達したとき、その河口に、ベーリングの終焉しゅうえん地があるのを知った。
紅毛傾城 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
もし死ぬ時が来ればチベットの曠原こうげんで泥棒に殺されないでもここに豊かに暮して居っても死ぬにきまって居るから決して構わぬ。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
ところで、云う所の空知郡とは「曠原こうげんにて、開墾第一の土地柄に候へども、海岸にてはこれなく、運輸の不便は云はずもがな、漁猟つかまつるべき様もこれ無き」
石狩川 (新字新仮名) / 本庄陸男(著)