“春照”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しゅんしょう80.0%
しゅんじょう20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
春照しゅんしょう高番たかばんという陣屋に、夜もすがら外にはかがりを焚かせ、内は白昼のように蝋燭ろうそくを立てさせて、形勢穏かならぬ評議の席がありました。
大菩薩峠:36 新月の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「さては、伊吹の裾道すそみちよ。——玉村から川寄りへ曲がれば、藤川、上平寺下じょうへいじした春照しゅんしょう村を通って、この街道を行くよりは、およそ二十町の近道になる」
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そしてこの会に講師として招かれ東京から赴いた私は、伊吹山下の坂田郡春照しゅんじょう村での一旧家的場まとば徹氏の邸に宿した。
植物一日一題 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)