日来にちらい)” の例文
旧字:日來
天下の興廃は叡山一刹いっさつの指揮によって、夜来やらい日来にちらいに面目を新たにするものじゃと思いめたように、娓々びびとして叡山を説く。説くはもとより青年に対する親切から出る。ただ青年は少々迷惑である。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)