方違かたちが)” の例文
「むろん方違かたちがえをして来たさ」と殿も殿で、あんまり見え透いたような事を仰ゃるものだから、こんどは私も少しばかり気色を顔に出して
ほととぎす (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
かたうみ、いちかは、小港の磯のほとりにて、昔見しあまのりなり。色、形、味はひもかはらず、など我父母かはらせ給ひけんと方違かたちがへなる恨めしさ、涙おさへがたし