方言ほうげん)” の例文
鬼作左は、峻厳しゅんげんをもって聞え、仏高力ほとけこうりきは仁者として親しまれ、天野は、中和の人という定評だった。——どちへんつかずというのは、三河の方言ほうげんで、どちらにもへんせぬということらしい。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
とにかく、眼につく草であるゆえに、諸国で何十もの方言ほうげんがある。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
「熊本の方言ほうげんだそうです。大将は熊本の産です」
ガラマサどん (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
これを方言ほうげんにて替引かえびきという。
旧藩情 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
丹波たんばのきんか頭(禿頭はげあたまという方言ほうげん)が負けずにやりおるわ——などと日頃のおうわさにもよくお口に遊ばす。あははは、今、おつむを見ておるうちに、ふと、お上のお戯れを思い出したのでござった。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)