“料紙硯”の読み方と例文
読み方割合
りょうしすずり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ともかくも、これに対する返事をしたためておこうと兵馬は、かたえ料紙硯りょうしすずりを引寄せましたけれど、少し疲れているためと、頭を休ませる必要から、また仰向けになって眼を閉じていました。
大菩薩峠:14 お銀様の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
一昨日あたりから、料紙硯りょうしすずりを寺から借りて、手紙をしたためるものが多くなっていた。今日は、それがことに激しい。そうした手紙がどういう内容を持っているかは、みんなに分かっていた。
乱世 (新字新仮名) / 菊池寛(著)