文字面もじづら)” の例文
但中七字に「聞夜」とあって、下五字にまた「後夜」とあるのは、文字面もじづらからいって多少重複の感を免れない。
古句を観る (新字新仮名) / 柴田宵曲(著)
蕪村は「梅さきぬどれがむめやらうめぢややら」と言ったが、文字面もじづらからいうと、もう一つ「んめ」がある。ただし発音は「む」と同じだから、特にいうほどのことはないかも知れぬ。
古句を観る (新字新仮名) / 柴田宵曲(著)