“撞球場”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たまつきば50.0%
どうきゅうじょう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから彼は一階にある撞球場たまつきばとびらを排して中にはいり、そこに腰をおろして、テーブルの上にひじをついた。六時間でなすつもりの旅に十四時間かかったのである。
不在だと答えてほしい——と頼んで、二軒置いた隣りの撞球場たまつきばへ行った。
野ざらし (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
昔からの馴染なじみの、撞球場どうきゅうじょうにはいってみた。暗い電球が一つともっているだけで、がらんとしている。奥の部屋に、見知らぬばあさんがひとり寝ている。
正義と微笑 (新字新仮名) / 太宰治(著)
が、ホテルの撞球場どうきゅうじょうで遊んでいるその青年を、葉子は庸三と一緒に来ている長男の庸太郎に初めて紹介されて、その場ですぐ友達になってしまった。
仮装人物 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)