提督ていとく)” の例文
提督ていとくペリーをはじめ、先夜の会議に列した人々は、揃ってこの訳文を読んだ。そして、銘々に深い感激を受けずにはおられなかった。
船医の立場 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
偶然とは言いながらも是ほど確乎かっこたる基礎のある今日の新文明を、或いは提督ていとくペルリがひっさげてでも来たもののように、考える人さえあったのである。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
旗艦きかんセントルイスの司令塔の奥深く、聯合艦隊司令長官ブラック提督ていとくは、移りゆく戦況を、主要なる艦艇から送られているテレヴィジョンによって、注目していた。
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)
御存知のとおり、ボルゴラム提督ていとくは、あなたがこの国に到着以来、あなたをひどく憎んでいます。
「西涼の等処とうしょ、兵馬提督ていとく」となして、印綬いんじゅを降した。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「知らないよ。大将か提督ていとくかに聞いておくれ」
兵士と女優 (新字新仮名) / 渡辺温オン・ワタナベ(著)
檣頭しやうとう高く日を射す提督ていとく旗。——
(新字旧仮名) / 石川啄木(著)
われらの統領の名前はいえない。仮りにZ提督ていとくということにして置こう。この統領Z提督が、こんどの超冒険旅行の計画者であるわけだ。わしたちは、絶えず統領から助言をうけ、命令を
宇宙尖兵 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「しかし、ゲビス君!」いつもは寡言かごん提督ていとくペリーが、重々しい口を開いた。
船医の立場 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
「弗は下がっているから、一万弗といっても大した金じゃないね。とにかくそれは心配をしないでよろしい。早速砲撃でも何でも始めたまえ。早くキンメル提督ていとくに命令したがいいじゃないか」