“措辞”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そじ88.9%
エクスキュウズ11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
相互の関係から推察すると、石田氏は措辞（そじ）に窮したすえ、逆上して戦力に訴えたもので、明かに、石田氏の負けだったのである。
我が家の楽園 (新字新仮名) ／ 久生十蘭(著)
実に巧妙な措辞（そじ）であると思う。この知事のような為政者は今でも捜せばいくらでも見つかりそうな気がするのである。
藤棚の陰から (新字新仮名) ／ 寺田寅彦(著)
一言でいえば、この条約を発表されると日本は非常な危険に曝されることになるのだが、これを廃棄すべき措辞（エクスキュウズ）がないので、政府の最高機関は非常に憂慮していた。
魔都 (新字新仮名) ／ 久生十蘭(著)