“挽物”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひきもの83.3%
ろくろ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小田原は挽物ひきものさかんな所でありますが、余りにも安いものを心掛けるためか、概して質が落ちているのは残念なことであります。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
挽物ひきもの細工の玩具などを買って帰ろうとすると、町の中ほどで赤い旗をたてた楽隊に行きあった。活動写真の広告である。
秋の修善寺 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
挽物ろくろ師が木の細工をする有様も、同様に奇妙である。旋盤は簡単な一本の回転軸で、それに皮帯を五、六回捲きつけ、皮帯の両端は環になっていて、挽物師はここに両足を入れる。