指輪いびがね)” の例文
「仁三郎が黙って合点合点する内に、夫婦で指輪いびがねば、取り換えたが、あの時も、可笑おかしかったぞ」
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
仁三郎の指は、平生でも大きい上に、腫れ上っとるけに指輪いびがねも三十五円も出いて○○の鉢巻位の奴をば作っとる。それに花嫁御の分はまた、並外れて小さいけに取り換えてもアパアパどころじゃない。
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)