“拔刄”の読み方と例文
読み方割合
ぬきみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
松井小八郎は全く良い男でした、平次と八五郎の思惑がわかると、深くとがめる樣子もなく、カラカラと笑つて、拔刄(ぬきみ)を投出すのです。
八五郎が持つて來たのは、紺糸(こんいと)で柄卷(つかまき)をした、手頃の脇差が一と口(ふり)。血だらけの拔刄(ぬきみ)のまゝで、その血が膠(にかは)のやうに粘(ねば)り附いてゐるのも無氣味です。
「小判と見せかけた錫(すゞ)の破片の財布。これは曲者のぢやねえ、此方の品だ。外に拔刄(ぬきみ)が一本、あまり長くはない。脇差だが、相州物で、なか/\のワザ物らしいよ」