房州石ぼうしゅういし)” の例文
上覆うえは破れて柱ばかりになってるけれど、御宝前ごほうぜんと前に刻んだ手水石ちょうずいしの文字は、昔のままである。房州石ぼうしゅういしの安物のとうろうではあるが、一対いっついこわれもせずにあった。
落穂 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)