戸骨ほね)” の例文
ある夜眠りに就き、夜半すぎにフト目がさめたが、あかりは消えて真っ暗である。そのとき枕をつけたまま眺むるに、隣室の障子の戸骨ほねの間より、なにものか室内をのぞき込んでいる顔が見ゆる。
おばけの正体 (新字新仮名) / 井上円了(著)