“我儘育”の読み方と例文
読み方割合
わがまゝそだ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御念ごねんには及びませぬ、閣下、是迄これまでの所、何を申すも我儘育わがまゝそだちの処女きむすめで御座りまする為めに、自然決心もなり兼ねましたる点も御座りましたが、旧冬
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
配偶つれあひは五年前に亡くなりましたが、たつた一人の伜三之助は、年寄つ子の我儘育わがまゝそだちで、惡遊びから、到頭勝負事にまで手を出すやうになり、金看板きんかんばんのやくざ者になつて、三年前に久離きうりつて勘當され