意地汚いぢきたな)” の例文
娘はかたまりついたおかゆかたまりを私の手の中へあけた、私は意地汚いぢきたない烏のやうに貪り食べた。
それがために意地汚いぢきたなく、歸途かへりうした場所ばしよ立寄たちよつた次第しだいではない。
人魚の祠 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)