悔悛くいあらた)” の例文
U氏がコンナ事でYをゆるすような口吻くちぶりがあるのが私には歯痒はがゆかった。Yは果してU氏の思うように腹の底から悔悛くいあらためたであろう乎。
三十年前の島田沼南 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
あまつさえ自分に罪を犯した不義者を心から悔悛くいあらためさせるための修養書を買って与えたという沼南の大雅量は普通人には真似まねても出来ない襟度きんどだと心から嘆服した。
三十年前の島田沼南 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)