念々ねん/\)” の例文
然れどもいやしくも円満なる終極の天地を念々ねん/\して吾人の理想となし得る限りは、「平和」の揺籠ゆりかご遂に再び吾人を閑眠せしむる事ある可きを信ず。
「平和」発行之辞 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
さうして当来たうらい念々ねん/\こと/″\刹那せつなの現在からすぐ過去に流れ込むものであるから、又瞬刻の現在から何等の段落なしに未来を生み出すものであるから
点頭録 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)