“心性”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こゝろざま25.0%
こゝろばへ25.0%
しんしょう25.0%
しんじょう25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
叔母の心いと頑兇かたくなになり日に/\口喧くちかしがましうあざみ罵り、或時は正なくも打ち擲き、密に調伏の法をさへ由無き人して行せたるよしなり、某の少将と云へるは才賢く心性こゝろざま誠ありて優しく
二日物語 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
私は貴方を愛してゐるのですから。私は貴方の神の手から貴方を離してしまひたいのですから。貴方の神の前では、大ぜいの尊い心性こゝろばへの人たちが、愛の血を流します。
クラリモンド (新字旧仮名) / テオフィル・ゴーチェ(著)
もし、不生滅の辺りより論ずるときは、『起信論』のいわゆる「心性しんしょう不生不滅ふしょうふめつ」なり。
迷信と宗教 (新字新仮名) / 井上円了(著)
私は父のそのさもしい心性しんじょうに平生から反感をもっていた。この場合も妙にしゃくにさわって仕様しようがなかった。