心中立しんじゅうだ)” の例文
出が道明どうみょうゆえ厭かは知らねど類のないのを着て下されとの心中立しんじゅうだてこの冬吉に似た冬吉がよそにも出来まいものでもないと新道しんみち一面に気を
かくれんぼ (新字新仮名) / 斎藤緑雨(著)
みんなお前さんへの心中立しんじゅうだてではありませぬか、そんなことを言われるとホントにいやになってしまうわ
しかるにその人は感謝を受けないで、この人がひとりほしいままに女の心中立しんじゅうだてを受けている。怨み必ずしも怨みではない、徳必ずしも徳ではない。外では雨の音。
大菩薩峠:21 無明の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)