御最期ごさいご)” の例文
でも、せめての心やりは、わたくしが御最期ごさいごの時まで附ききりで、できるだけの御看病を致しましたことだけでございます。
大菩薩峠:36 新月の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「あおう、身のうちに火がついたわ。このけぶりは如何いかが致した。」と、狂おしく御吼おたけりになったまま、僅三時わずかみときばかりの間に、何とも申し上げることばもない、無残な御最期ごさいごでございます。
邪宗門 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
はじめ、浜川、横山おふた方、広海屋、長崎屋のお二人——引きつづいての御最期ごさいごは、何ということでござりましょう。わたくしには、因縁ごとのように思われまして、空怖ろしゅうてなりませぬ
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
ほんとうにかわいそうな御最期ごさいごです。
燕と王子 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
かなしい御最期ごさいごのものがたりを、思い出さずにはいられないのじゃ。
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
中御門なかみかどの少納言殿は、誰故の御最期ごさいごじゃ。」
邪宗門 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)