御孫ミマ)” の例文
此を拾ひあげた人の娘がハグクみあげて、成人させて後、其嫁となつて生んだのが、村の元祖で、若い神には御子であり、常世の母神オヤガミには御孫ミマの御子だと考へられた。
山のことぶれ (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
父帝なる文武天皇は曾祖父、元明帝は祖母、元正帝は母と言ふ形に表され、而も皆一つの天皇スメラミコトであつて、天神の顕界ウツシヨに於ける応身オホミマ(御憑身)であり、当時の理会では、御孫ミマであつた。