“御園”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みその85.7%
ミソノ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此年の暮れむとする十二月二十五日に、広島では春水が御園みその道英のぢよじゆん子婦よめに取ることを許された。不幸なる最初の山陽が妻である。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
この間は春風に浮かされまして御園みそののうちへ参りましたが、どんなにその時の私がまた御心証を悪くしたことかと悲しまれます。
源氏物語:34 若菜(上) (新字新仮名) / 紫式部(著)
此設楽の一番奥、御園ミソノ園部ソノベと言ふところに大入オホニユ川といふ川があり、其川上の山の上に大入といふ、たつた家が二軒しかない寒村があります。