“御免蒙”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ごめんこうむ68.6%
ごめんかうむ28.6%
ごめんこうぶ2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
くわしく云うと、暇がかかるから、このくらいで御免蒙ごめんこうむって先へ進みます。現代の理想が美でなければ、善であろうか、愛であろうか。
文芸の哲学的基礎 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
御免蒙ごめんかうむらう。昨日まで親友でさふらふの何のと云つて居ながら、詰らない愚にも付かぬ瑣小事させうじで直ぐ絶交騒ぎだ。成程、僕は我儘だつたよ。
茗荷畠 (新字旧仮名) / 真山青果(著)
さんざっぱらひやかされて、さあ御帰り、用はないからと云う段になって、もう御免蒙ごめんこうぶりますと立ち上ったようなものだ。こっちは馬鹿気ばかげている。あっちは得意である。
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)