延津弥のぶつや)” の例文
女にしてはりきんだ眉をひそめて、団扇うちわを片手に低い溜息をついたのは、浅草金龍山きんりゅうざん下に清元きよもとの師匠の御神燈ごしんとうをかけている清元延津弥のぶつやであった。
廿九日の牡丹餅 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)