幽邃ゆうえん)” の例文
雖然けれども何んとなく物靜な、しんめりとした景色の中に、流の音が、ちよろ/\と響いてゐて、數の知れぬ螢が飛んでゐるところは實に幽邃ゆうえんであつた。
水郷 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)