干涸ひから)” の例文
飢餓は囘転している円筒の中の焼栗の間でその干涸ひからびた骨をがらがら鳴らしていた。
干涸ひからび切った醜女があんなにも水々しい妖艶な女と変じ
陳情書 (新字新仮名) / 西尾正(著)
「わたしたちはみんなさまざまな暮しの立て方をしてるんだよ。湿っぽい暮しの立て方をしている者もあれば、干涸ひからびた暮しの立て方をしている者もあるさ。さあ、手紙だ。行って来てくれ。」