“巻添”のいろいろな読み方と例文
旧字:卷添
読み方割合
まきぞ50.0%
まきぞえ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
殊におどろいたのは千生の長之助で、自分もどんな巻添まきぞいを受けるかも知れないという恐怖から、七月二日以来、どこかへ身を隠してしまった。
廿九日の牡丹餅 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
それは先日草山の喧嘩に、とうとう彼まで巻添まきぞえにした、あの牛飼うしかいの崇拝者であった。
素戔嗚尊 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
自殺をしたがる人間にも、その巻添まきぞえで慌てている人にも私はそういう態度を結局見せずにはいられない。それが私の本心だからである。
篠笹の陰の顔 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
巻添まきぞえせられるものかも知れませんね。