“巴剌帖木”の読み方と例文
読み方割合
パラテム100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
合撒児カッサルを先頭に、忽必来クビライ速不台スブタイ、小姓巴剌帖木パラテム、その他参謀等多勢、いかめしき武装にて馳せ入り、成吉思汗ジンギスカンの前に整列する。
眼配めくばせして止める。そして、不審顔の巴剌帖木パラテムの手を引き、道行きのおかし味よろしく、下手へ引っ込む。舞台無人。
成吉思汗ジンギスカンは寂しそうに、ぼんやり立って考え込んでいる。小姓巴剌帖木パラテムの捧げる兜を、無意識にかぶりながら