巫山戯方ふざけかた)” の例文
しかし、雛妓のその止め方には、その巫山戯方ふざけかたの中に何か本気なものをわたくしは感じた。
雛妓 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
そんな巫山戯方ふざけかたをする人だつたわ。何時いつかも、あたしが、奥へ誂へ物を頼みに行つてる間に、こつそり寝台の下へ潜つて、しばらくあたしに気を揉ましたわ。だつて、それが三十分からよ。
モノロオグ (新字旧仮名) / 岸田国士(著)