左様右様とさまこうさま)” の例文
とかく和殿を亡き者にせでは、わが胸到底安からじト、左様右様とさまこうさま思ひめぐらし。機会おりうかがふとも知らず、和殿は昨日彼のきずのために、朱目の翁を訪れたまふこと、ひそかに聞きて打ち喜び。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)