川端筋かはばたすぢ)” の例文
三時半頃に私が店へ出てのれんの間から外を見て居ますと色の白いひどい吊目の口の前へでた、丁度ちやうど狐のお面のやうな、柴田はにこ/\笑ひながら川端筋かはばたすぢを東から出て来るのでした。
私の生ひ立ち (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)