“岩片”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いし16.7%
いはかけ16.7%
いはくづ16.7%
いわ16.7%
いわかけ16.7%
ずり16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから下へ降りて来て岩の上で例の岩片いしをたれている太い綱の端でしばっておいてふたたび塔上へ登る。
灯台鬼 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
林のすそ灌木くわんぼくの間を行ったり、岩片いはかけの小さく崩れる所を何べんも通ったりして、達二はもう原の入口に近くなりました。
種山ヶ原 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
目をほかの岩片いはくづにとめ、これよりかの岩にすがるべし、されどまづその汝を支へうべきや否やをためしみよといふ —三〇
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
そしてなんとその腹の上には、ひどく湿りをおびた巨大な岩片いわが、い込むようにすわっているのだ。
灯台鬼 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
林のすそ灌木かんぼくの間を行ったり、岩片いわかけの小さくくずれるところを何べんも通ったりして、達二はもう原の入口に近くなりました。
種山ヶ原 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
岩片ずり捨て場の崖の上には、坑夫や掘子が、ズラリと並んで、眼を光らせていた。
恨なき殺人 (新字新仮名) / 宮島資夫(著)