“岡部”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おかべ75.0%
をかべ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さいわい、江戸えどから長崎ながさき勉強べんきょうにきている書生しょせいなかまに、岡部おかべという青年せいねんがいました。しっかりした人物じんぶつですし、そのおとうさんは、江戸えど医者いしゃをしていました。
あわ小豆あずき飼馬かいばの料にするとかいうひえなぞの畠が、私達の歩るいて行く岡部おかべの道に連なっていた。花の白い、茎の紅い蕎麦そばの畠なぞも到るところにあった。秋のさかりだ。
千曲川のスケッチ (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
なし江戸表にて奉公すべしと暇乞いとまごひして出立なしすで藤枝ふぢえだより岡部をかべ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)