山河月色さんかげっしょく)” の例文
山河月色さんかげっしょく、昔のままである。昔の知人の幾人いくたりかはこの墓地に眠っている。豊吉はこの時つくづくわが生涯の流れももはや限りなき大海だいかい近く流れ来たのを感じた。
河霧 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)