嗚呼地上にはなほ数尺の残雪が石のやうにかたまりついて張りつめてゐるのに、嗚呼山毛欅の林はやはらかな緑の芽を嗚呼ふきだしてくるのです。
丁度細い小径をみつけ、咄嗟に本街道をふりすてて小径の奥へ駈け登つて行くと、山毛欅の広大な杜へでた。
湯宿の裏は鬱蒼と昼も暗い山毛欅山で、つめたい静けさが澱んでゐた。
“山毛欅(ブナ)”の解説
ブナ(橅・山毛欅・椈、学名: Fagus crenata)は、ブナ科ブナ属の落葉高木。樹皮の色から、別名シロブナともよばれる。落葉広葉樹で、温帯性落葉広葉樹林の主要構成種、日本の温帯林を代表する樹木。
木材としてはビーチと呼ぶ。材は家具材や曲げ木の椅子に珍重される。
(出典:Wikipedia)
木材としてはビーチと呼ぶ。材は家具材や曲げ木の椅子に珍重される。
(出典:Wikipedia)
“山毛欅”で始まる語句