“屈託気”の読み方と例文
読み方割合
くったくげ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼女は何んの屈託気くったくげもなく、朗らかに笑っていた。そしてその笑うたびに、色鮮やかに濡れたくちびるの間から、並びのよい皓歯こうしが、夏の陽に、明るく光るのであった。
鱗粉 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)
お蓮様は、屈託気くったくげに、帯の胸元へほっそりした両手をさしこんで
丹下左膳:03 日光の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)