尾上町おのえちょう)” の例文
そこから五六町、小屋は尾上町おのえちょうの角、川沿いの空地に区画を施した、半永久的の粗末な建物だったのです。
先刻さっき、横浜駅前の(現今の桜木町さくらぎちょう駅)かねの橋を横に見て、いつもの通り、尾上町おのえちょうの方へ出ようとする河岸かしっぷちを通ると、薄荷はっかを製造している薄荷のにおいが、爽快そうかいに鼻をひっこすった
朱絃舎浜子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)